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LESSONレッスン

試合、競技前の不安を取り除く方法

2019.12.15 20:42

不安とは…

試合の前はとても不安になるものです。経験があればあるほど、その不安は大きくなるものです。
自らが挑む競技に「全く不安や恐怖を感じない」というのであれば、
その競技は、「全く歯が立たない、ハードルが高い試合」もしくは「容易にクリアできる試合」のどちらかでしょう。
もし「自身の普段通りの力が出せれば…」また、「いつもより少しだけ実力以上の力さえ出れば…」、と考える人がこの不安と戦っておられると思います。
色んなメンタルの情報がある現在ですが、ゴルフの場合、特にアマチュアの場合はこの不安とどう向き合い解消すればいいのか?とても難しい問題だと思います。
必要なメンタルの持って生き方は「プロ」と「アマチュア」で全然違います。
プロは、それだけの練習や経験、目標を明確に持ち日々鍛錬しています。
ですので、メンタルトレーナーを付けて、成績が向上することの要素、土台がまるで異なります。
しかしアマチュアの皆さんは、本業の仕事があります。24時間ゴルフの事を考え準備する時間がありません。

つまりプロとアマチュアは「時間の使い方が全く違う」ので、試合前の考え方は、普通のメンタルトレーナーの記事や本を見ても参考になるところは少ないと思います。

どうすれば?

では、試合前にどのように考え、行動し、備えればいいのか?
これは経験の豊富な方、少ない方によっても異なります。
経験の少ない方は、とにかく時間の許す限りガムシャラに練習や筋肉トレーニングをすることをお勧めします。
その一見効率の悪そうなガムシャラさは、いずれ大きな力になりますし、精神的な自信を得ることに繋がります。そしてこれ以上は練習できなかったな!と思えるように頑張って下さい。まずは、自身の限界値を知ることが一番の近道です。

経験豊富な方は、前回の試合(直近の試合)の内容をしっかり思い出すこと、これがとても重要です。経験が積み重なると良いイメージも悪いイメージも両方出てくるものです。
そしてゴルフの競技では悪いイメージが蓄積されやすいものです。
技術向上はしていくのですが、悪いイメージを消化することは、技術向上よりも遥かに難しいとされています。だからこそ恐怖が先立ってしまうわけです。
ですので、過去の悪いイメージをデリートしていくためにも、必ず直近の試合の反省点だけを考えて改善策を練るべきでしょう。
具体的な練習内容は、経験が少ない方、豊富な方ともに、100yd以内の練習は忘れてはなりません。飛距離に自身が無い方は、150yd以内まで想定し、「どんな状況下に置かれても対応できる」というところまで、感覚を磨いて下さい。
細かな練習方法は選手によって様々ですが、一番は「プレッシャーがかかっても打てる感覚」
これを養うことが勝負の鍵になります。

そこまでしても、前日は眠れない程、緊張感が続くと思います。
そんな時は、ベッドで身体を横にして目をつむってゆっくり呼吸して下さい。
YouTubeでマインドフルネス瞑想なんかを聞きながら瞑想することもオススメです。
色んな悪いイメージも出てくると思いますが、出場選手全員同じです。
それらを全て受け入れて、「覚悟すること」
とても難しいことですが、その上で自分のできることを一打一打、一生懸命することが大切なんだ!と強く念じて頑張って下さい。
きっといい結果や、駄目でも満足できる自分が試合の後に待っています。

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